押入れリメイクシート完全ガイド|貼り方やおすすめ素材・アイデア集を徹底解説

「古くさい押入れをおしゃれにしたい」「でも、大がかりなリフォームは難しい…」そんなときに活躍するのが、リメイクシートです。貼るだけで押入れの印象をガラリと変えられ、賃貸でも使用OKなアイテムも豊富にそろっています。


この記事では、リメイクシートの魅力から選び方、貼り方の手順、失敗しないためのポイントまで、押入れリメイクの基本を徹底解説いたします。ぜひチェックしてみてください。

押入れリメイクシートとは?

画像出典:Instagram「waccara_official」


押入れリメイクシートとは、押入れの見た目を手軽に変えるための、貼って剥がせるタイプの装飾シートのことです。木目調やタイル柄、北欧風デザインなど種類が豊富で、おしゃれな収納スペースにリメイクできます。


はさみやカッターで簡単にカットできるため、「古びた押入れを明るくしたい」「部屋のインテリアに合わせて統一感を出したい」という方にぴったりのアイテムです。特に賃貸物件にも使えるタイプも多く、貼り直しや剥がしやすさに配慮された製品が人気です。


押入れにリメイクシートを貼る前の準備

リメイクシートを使って押入れをおしゃれに変身させるには、「貼る前の準備」がとても重要です。しっかりと準備をしておくことで、シートが浮いてしまったり、ズレたりする失敗を防ぐことができます。

 

ここでは、作業をスムーズに進めるために確認しておきたい準備のステップをご紹介します。

1. 押入れのサイズを正確に測る

まず最初に行いたいのが押入れの採寸です。貼る場所の「横幅」「高さ」をメジャーでしっかり測り、必要なリメイクシートのサイズを確認しましょう。

 

柄合わせが必要なデザインシートを使う場合は、少し多めにシートを用意しておくのがおすすめです。

2. 貼る面の汚れを拭き取る

リメイクシートは表面が平らで清潔な状態で貼るのが基本です。貼り付ける面にホコリや汚れが残っていると、粘着力が落ちたり、シートの浮きや剥がれの原因になります。

 

柔らかい布を使ってホコリや汚れを拭き取り、乾いた状態にしておきましょう。

3. 道具を用意する

リメイクシートをきれいに貼るためには、以下の道具を準備しておくと安心です。

 

  • カッター or ハサミ:シートのカット用。カッターのほうがきれいに仕上がりやすい

  • 定規 or メジャー:採寸・直線カットの補助に

  • スキージー(またはカード類):空気を抜きながら貼るときに使用

  • マスキングテープ:仮止めやズレ防止に便利

  • 養生テープや新聞紙:周囲を保護したい場合に

 

スキージーやカードは、気泡を防ぎながら均一に貼るためのアイテムです。専用のDIYキットが販売されていることもあるので、あわせてチェックしてみてください。

押入れリメイクシートの貼り方

リメイクシートを使った押入れのDIYは、コツを押さえれば初めての方でもきれいに仕上げることができます。

 

ここでは、押入れにリメイクシートを貼る基本的な手順と、よくある失敗を防ぐためのポイントをご紹介します。

【STEP1】貼る面の掃除と下準備

リメイクシートを貼る前に、ホコリや汚れをしっかり取り除くことが大切です。表面に汚れや湿気が残っていると、シートが浮いたり剥がれやすくなったりします。

 

柔らかい布で拭いたあと、よく乾かしておきましょう。

【STEP2】シートを貼る面のサイズにカットする

貼る場所のサイズを測り、リメイクシートを1〜2cm余裕を持ってカットします。貼ってから余った部分をカットすると、ズレの補正がしやすくなり、仕上がりが整います。

 

柄物の場合は、模様がつながるように注意してカットしましょう。

【STEP3】仮止めして位置を調整する

いきなり全部貼るのではなく、マスキングテープなどで仮止めしながら、貼る位置をしっかり決めます。歪みやズレがないか確認しながら、バランスを整えましょう。

 

ここで丁寧に調整しておくことで、仕上がりが大きく変わります。

【STEP4】上から下へ空気を抜きながら貼る

位置が決まったら、台紙を少しずつ剥がしながら、上から下へ貼っていきます。このとき、スキージーやカードを使って空気を押し出すように貼ると、気泡が入りにくくきれいに仕上がります。

 

一度に全部剥がさず、10cmずつくらい進めるのがコツです。焦らずゆっくり貼っていきましょう。

【STEP5】端や角をしっかり処理する

角の部分や端の処理は、カッターで丁寧にカットして折り込むように貼ると、剥がれにくく見た目も美しくなります。出っ張りや段差がある場合は、事前に小さく切り込みを入れてから貼るとフィットしやすくなります。

【STEP6】仕上がりを確認して微調整する

全体を貼り終えたら、浮き・ズレ・気泡がないかを最終チェックしてください。気泡がある場合は、針やカッターの先で小さく穴を開けて空気を抜き、指やスキージーでなじませましょう。

押入れリメイクシートのメリット

画像出典:Instagram「waccara_official」

ここでは、押入れリメイクシートの代表的なメリットを紹介します。

 

1点目は手軽に見た目の変化を楽しめる点です。リメイクシートを活用すれば、古い木目柄や黄ばんだ化粧板の押入れも、木目調・コンクリート柄・タイル柄など好みのデザインに変えられます。大がかりなリフォーム工事をせずとも、お部屋の雰囲気をガラッと変えられるのは大きな魅力です。

 

2点目は、貼って剥がせるタイプの製品が多く、失敗してもやり直せるため、DIY初心者にも扱いやすいことです。カッターやハサミ、定規さえあれば作業でき、特別な工具は不要なのも嬉しいポイントです。貼り方のコツさえつかめば、ひとりでも短時間で作業を終えることができます。賃貸物件で「原状回復」が気になる方も安心です。

失敗しない!リメイクシートの選び方

リメイクシートは種類が豊富なぶん、どれを選べばよいのか迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。ここでは、リメイクシート選びで後悔しないために押さえておきたい3つのポイントを紹介します。

1. 素材の違いから選ぶ

リメイクシートの素材にはいくつかの種類があり、それぞれ貼りやすさや仕上がりが異なります。

 

PVC(塩化ビニール)タイプ

 

耐水性・耐久性に優れており、押入れの内部や湿気が気になる場所にも適している。

多少の汚れなら拭き取り可能。

 

不織布タイプ

 

質感が柔らかく、紙に近い風合い。

カットしやすく扱いやすい反面、水分には弱いので使用場所に注意が必要。

 

紙タイプ

ナチュラルな雰囲気が出せるものの、耐水性がなく破れやすいため、貼る面の状態や用途を選ぶ。

 

初心者の方や長く使いたい場合は、粘着力が強すぎず貼り直しがしやすい素材を選ぶと安心です。

2. 人気の柄で選ぶ

画像出典:Instagram「waccara_official」

 

見た目を重視したい方には、柄やデザインの選び方も大切なポイントです。部屋全体のテイストと合わせると統一感が出せます。

 

  • 木目調:ナチュラル・北欧風インテリアにぴったり。温かみのある空間に

  • コンクリート調/モルタル風:男前インテリアやシックな雰囲気に

  • タイル柄:カフェ風やレトロ感を演出

  • 単色(マットホワイト・グレーなど):シンプルで清潔感があり、他のインテリアを邪魔しない

 

「映える押入れにしたい」など、目的に応じてアクセントになる柄を選ぶのもおすすめです。

3. 機能性で選ぶ

押入れは湿気がこもりやすいため、機能面を意識して選ぶことも重要です。

 

防カビ・防湿機能付き

湿気によるトラブルを防ぎ、長期間快適に使える。

剥がせるタイプ

 賃貸物件に住んでいる方や、気軽に模様替えをしたい方におすすめ。

原状回復できるので安心。 

傷防止加工付き

 表面がしっかりしていて貼り直しがしやすく、仕上がりも美しいのが特長。

子ども部屋などでも活躍。


こうした機能性を考慮すれば、見た目だけでなく実用性の高い押入れリメイクが実現します。


まとめ

押入れにリメイクシートを使えば、手軽に理想の収納空間を作れます。

 

特に、簡単に剥がせるタイプは、模様替えを気軽に楽しみたい方にぴったりです。ぜひリメイクシートを活用して、お部屋の雰囲気を自分好みに変えてみましょう。

 

また、waccaraでは襖の見た目をおしゃれに変えられる「ふすまリメイクシート」を販売しています。豊富なデザインが揃っていますので、ぜひあわせてご覧ください。

 

waccara

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