ふすまの傷を隠す方法とは?傷隠しのおすすめ商品も紹介

「子供が遊んでいて、ふすまに穴を開けてしまった」「長年の汚れやシミが、いよいよ気になってきた」などと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
実はふすまの傷は、その大きさや状態に合わせて適切な方法で対処すれば、DIYでも簡単かつきれいに隠せます。
そこで本記事では、傷のレベル・大きさ別にふすまの傷を隠す方法を紹介します。
また、傷を隠すのにおすすめな商品や実際にふすまを修復する手順もまとめているので、ぜひ参考にしてください。
【レベル別】ふすまの傷を隠す方法

早速、ふすまの傷を隠す方法を傷のレベル・大きさ別に紹介します。
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小さめの傷を隠す主な方法
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中くらいの傷を隠す主な方法
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大きめの傷を隠す主な方法
小さめの傷を隠す主な方法
猫の引っ掻き傷や小さな穴などの目立ちにくい傷は、該当箇所をピンポイントに隠す方法が最適です。
代表的なアイテムの一つが、100円ショップなどでも手に入る「補修シール」です。ご自宅のふすま紙に近い色や柄のシールを選んで貼るだけで、傷がほとんど目立たなくなります。
また、あえて異なるデザインのシールを貼ってアクセントにするのも良いでしょう。
シールがない場合は、同色の和紙や厚紙を傷のサイズに合わせてカットし、のりで貼り付けるという方法でも簡易的な補修は可能です。
この方法は費用も手間もほとんどかからないので、DIY初心者の方におすすめです。
中くらいの傷を隠す主な方法
物をぶつけてできた5cm以上の破れや広範囲に広がったシミなどの傷は、ふすまの片面全体を覆ってしまう方法がおすすめです。
遠目でもわかるレベルの傷の場合、シールによるピンポイントの補修では、かえって補修箇所が目立ってしまいます。
傷ついた箇所のみを補修するのではなく、ふすま全面を覆うことで、傷と補修跡の両方をきれいに隠すことが可能です。
また、専用アイテムを使用することで、古いふすまの印象を一新することもできます。
たとえば、裏面がシール状になっていて手軽に貼れる「ふすまリメイクシート」やアイロンの熱で接着する「ふすま紙」などがおすすめです。
最近のリメイクシートやアイロン接着のふすま紙は、デザイン性が高いため、傷隠しと同時に和室のイメージチェンジを楽しむことができるのが魅力です。
大きめの傷を隠す主な方法
子どもが突き破って大きな穴が空いている場合や湿気でふすま全体が波打っている場合には、上から何かを貼って隠すという補修では対応が困難です。
このような場合は無理に隠そうとするよりも、ふすま自体を取り替える方がきれいな仕上がりになります。
選択肢としては、「新しいふすま」に交換する方法や既存の枠(鴨居と敷居)をそのまま利用できる「ふすまリフォームドア」に交換する方法があります。
近年は、DIYで手軽に取り替えられる商品も多いので、ぜひ自室と相性の良いものを探してみてください。
【小さめの傷】ふすまの傷を隠すおすすめの商品2選
ふすまの小さめの傷を隠すのにおすすめの商品を2つ紹介します。
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はりかえ工房「補修用ふすま紙」
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プチリフォーム商店街「貼るだけ ちょっとだけふすま紙・補修六角形シール」
はりかえ工房「補修用ふすま紙」

画像出典:楽天市場
はりかえ工房の「補修用ふすま紙」は、小さな傷や汚れを隠したいときに最適です。
10cm×10cmの使いやすい正方形サイズで、裏紙を剥がして貼るだけでふすまの傷や汚れを隠せます。DIY初心者でも、わずか数分で補修可能です。
シールには適度な厚みがあり、裏面が透けない仕様になっているため、色の目立つ汚れもしっかりと隠してくれます。
無地のシンプルなデザインなので、どのようなふすまにも馴染みやすい点も嬉しいポイントです。
プチリフォーム商店街「貼るだけ ちょっとだけふすま紙・補修六角形シール」

出典:楽天市場
プチリフォーム商店街の「貼るだけ ちょっとだけふすま紙・補修六角形シール」は、小さな傷や汚れを自然に隠せるアイテムです。
ふすまや障子の色合いにマッチするカラーが、ふすまの傷をナチュラルに隠します。
パール調の輝きを持つ六角形のシールが、傷を隠すだけでなく、ふすまをモダンに彩ります。
大きさの異なる複数のシールがセットになっているため、傷のサイズに合わせて選ぶことも可能です。
傷を隠しつつ、和室にさりげなく現代的なセンスをプラスしたい場合にも最適です。
【中くらいの傷】ふすまの傷を隠すおすすめの商品4選
ふすまの中くらいの傷を隠すのにおすすめな商品を4つ紹介します。
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waccara「青海波 (seigaiha) ふすまリメイクシート」
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waccara「藤模様(fuji moyo) ふすまリメイクシート」
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waccara「金つなぎ(kintsunagi) ふすま紙」
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waccara「あわいのわ(awainowa) ふすま紙」
waccara「青海波 (seigaiha) ふすまリメイクシート」

waccaraの「青海波 (seigaiha) ふすまリメイクシート」は、ふすまについた広範囲の汚れや傷を隠せるリメイクシートです。
一般的なリメイクシートとは異なり、現代的でおしゃれなデザインが描かれているため、貼るだけで和室の印象を明るく一新できます。
この「青海波」は日本の伝統文様を現代的にアレンジしたデザインで、静かな波がどこまでも続く様子が描かれています。
淡いブルーの色合いは、空間に清潔感と落ち着きをもたらしナチュラルな木目の枠とも美しく調和するでしょう。
なお、補修用のA3サイズが発売予定です。
青海波 (seigaiha) ふすまリメイクシート – waccara
waccara「藤模様(fuji moyo) ふすまリメイクシート」

waccaraの「藤模様(fuji moyo) ふすまリメイクシート」は、上品で清楚な和の空間を目指す方におすすめです。
清潔感のある白地に、繊細な青い線画でしなやかに垂れる藤の花が描かれています。
シンプルなデザインなので、和室だけでなくリビングに隣接するふすまにも馴染みます。
こちらも補修用のA3サイズが近日発売予定です。
藤模様(fuji moyo) ふすまリメイクシート – waccara
waccara「金つなぎ(kintsunagi) ふすま紙」

waccaraの「金つなぎ(kintsunagi) ふすま紙」は、和室にさりげないおしゃれ感を取り入れたい方におすすめのリメイクシートです。
日本の伝統文様「分銅繋ぎ」をもとに、クリーム色の柔らかな背景にオレンジ色の滑らかな波線が描かれたデザインです。
ありきたりだった和室をデザイナーズ空間のような洗練された雰囲気に生まれ変わらせることができます。
ナチュラルなデザインなので、傷や汚れを隠すためのポイント使いにも最適です。もちろん、ふすま全面をリメイクすることもできます。
ふすまの傷・汚れ隠しやリニューアルに使いやすいリメイクシートをお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。
金つなぎ(kintsunagi) ふすま紙 – waccara
waccara「あわいのわ(awainowa) ふすま紙」

waccaraの「あわいのわ(awainowa) ふすま紙」は、遊び心あふれる空間を演出したい方におすすめです。
白地に大きさの異なる青い円が、まるでシャボン玉のようにふわりと浮かんでいる様子が描かれています。
色味やデザインなどが相まって柔らかな雰囲気があるため、和室だけでなく子ども部屋やリビングなどとも相性抜群です。
傷や汚れの補修だけでなく、ふすまそのものの印象を変えたい場合にもおすすめです。
あわいのわ(awainowa) ふすま紙 – waccara
【大きめの傷】ふすまの傷を隠すおすすめの商品3選
続いて、ふすまに大きめの傷ができてしまったときにおすすめの商品を3つ紹介します。
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waccara「麻の葉(asanoha) ふすま」
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waccara「編み桧垣 藍鉄 (amihigaki) ふすま」
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和室リフォーム本舗「ふすまリフォームドア」
waccara「麻の葉(asanoha) ふすま」

waccaraの「麻の葉(asanoha) ふすま」は、日本の伝統文様として古くから親しまれている「麻の葉」を現代のインテリアに合うようにデザインしたものです。
淡いベージュの地に描かれた模様が、上品で落ち着いた印象を与えます。
黒い枠と組み合わせることで空間全体が引き締まり、和モダンでシックな雰囲気を演出できます。
ふすまに大きな傷がついた場合は、ふすまそのものを取り替えることで、使用を継続することが可能です。
ふすまそのものの取り換えが必要な場合は、ぜひwaccaraの商品をチェックしてみてください。
waccara「編み桧垣 藍鉄 (amihigaki) ふすま」

waccaraの「編み桧垣 藍鉄 (amihigaki) ふすま」は、インテリアの主役になるようなデザイン性の高いふすまです。
深みのある藍鉄色が空間に落ち着きと高級感をもたらします。
伝統的な桧垣模様をスタイリッシュに再構築したこのデザインは、和室だけでなく洋室にも違和感なく馴染むでしょう。
編み桧垣 藍鉄 (amihigaki) ふすま – waccara
和室リフォーム本舗「ふすまリフォームドア」

和室リフォーム本舗の「ふすまリフォームドア」は、ふすまを洋風の扉に取り替えたいと考えている方におすすめの商品です。
伝統的な和室の雰囲気を、モダンで明るい洋風の空間へと変えることができます。
ふすまに大きな傷がついても鴨居と敷居が問題なく使えれば、洋風ドアに取り替えられます。
空間のイメージチェンジを兼ねて、ふすまを取り替えたいと考えている方にもおすすめです。
【室内ドア通販】引き戸・引き違い戸一覧ページ|和室リフォーム本舗
ふすま用リメイクシートを貼る方法

ここでは、ふすまリメイクシートを貼る手順を詳しく解説します。
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表面のホコリや汚れを拭き取る
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引き手を取る
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リメイクシートを貼る
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下まで貼り進める
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余分なシールをカットする
まず、表面のホコリや油分を、固く絞った雑巾できれいに拭き取りましょう。シートを貼る前に掃除することで、のちに剥がれてくるのを防げます。
次に、引き手を外しましょう。ヘラやマイナスドライバーを縁の隙間に差し込み、てこの原理で慎重にこじ開けてください。
そして、リメイクシートの端から10cmほど裏紙を剥がし、スキージー(ヘラ)を使って中央から外側へ空気を抜きながら密着させます。
少し剥がして貼るという作業を下まで続けてください。一気に全部貼るのではなく、少しずつ貼っていくのがポイントです。
全て貼り終えたら、枠からはみ出した部分をカッターで切り落とします。引き手の部分に穴を開けて元に戻せば完成です。
リメイクシートの貼り方については、以下のページもあわせてご覧ください。
ふすまリメイクシート張り方手順
ふすま紙を貼る方法

ここからは、アイロンタイプのふすま紙を貼る方法について解説します。
基本的な手順はリメイクシートと似ていますが、いくつか異なるポイントがあります。
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表面をきれいにして引き手を取り外す
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ふすま紙をカットする
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ふすま紙を貼る
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四隅の仕上げをする
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余分な紙を切り落とす
まず、リメイクシートと同様に表面をきれいにして、引き手を取ってください。ふすまの枠はマスキングテープを貼って養生しましょう。
次に、ふすま紙をふすまの上に広げ、ふすまよりもひと回り大きめにカットしてください。
カットできたら、ふすまの四隅をアイロンで仮止めし、ふすまの中央から4方向の外側へアイロンで貼っていきます。
全体的に貼れたら、四隅に切り込みを入れてください。アイロンの先端を押し当てながら貼ります。
最後に枠からはみ出した余分な紙をカッターで切り取り、引き手を取り付ければ完成です。
ふすまを取り替える方法

ここでは、ふすまを自分で交換する手順を解説します。
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既存のふすまを取り外す
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ふすまを採寸して新しいものを注文する
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新しいふすまを取り付ける
まず、既存のふすまを鴨居(かもい)の溝から持ち上げるようにして外してください。
古いふすまの高さ・幅・厚みの3点をミリ単位で正確に測定し、同じサイズの新しいふすまを注文しましょう。
新しいふすまが届いたら、敷居(下の溝)から先にはめ込んで鴨居(上の溝)に収めます。
設置後はふすまがスムーズに開閉するかを確認し、問題なければ完了です。
ふすまの傷はきれいに隠せる!傷の状態に合った方法を選ぼう
本記事では、ふすまの傷のレベル・大きさ別に傷を隠す方法やおすすめの商品などを紹介しました。
ペットの爪とぎや長年の使用でついてしまったふすまの傷や汚れなどは、実はDIYできれいにかつ手軽に修復することができます。
大切なのは傷の状態を確認し、そのレベルに合った最適な方法を選ぶことです。
小さな傷なら手軽な補修シール、中くらいの傷ならリメイクシートやふすま紙で補修できます。
大きな傷がある場合や建てつけ自体が悪くなっている場合なら、思い切って交換するのが良いでしょう。
この記事で紹介した方法や商品が参考となれば幸いです。
